メルトスルーどころか建家通り越して地下漏れ

福島第一原発の核燃料はいま、いったいどういう状態か?

多くの有識者がメルトダウンを指摘して、事故から時間がたって馬鹿やアホが事故のことを忘れ始めたほとぼりが冷めた頃になって政府と東電はメルトダウンやメルトスルーを認めました。有識者の指摘は何一つ間違っていなかったのです。

そして事態はそれ以上に深刻です。原発のいくつかは燃料が溶けて圧力容器の底に落ちて、つきぬけて格納容器に落ち(メルトスルーし)ていて、圧力容器の下の格納容器でもとまらず、炉建屋地下のぶ厚いコンクリートの構造物に、どんどん溶けながらめり込んでいるという。したがって、もはや水をかけようが循環冷却をしようが、 「炉心を冷やすことは不可能」 だという。これはいわゆるチャイナ・シンドローム状態になりかねない想定される最悪の事態といっていい

番組のインタビューでこう主張するのは、小出裕章・京都大学原子炉実験所助教。

小出氏によれば、溶けた燃料がコンクリートをも突き破り、地下水と接触して、(超高濃度の?)汚染水が海に流れ出すことが懸念されるという。

建家を越して土壌に落ちると何が起こるか?

メルトダウンやメルトスルーは結局は原発内の現象であり、爆発でもない限りは建家外に影響があることはありません。しかし建家を通り越していれば話は別です。今、核燃料はどんどん地下にめり込んでいっているチャイナ・シンドロームになっているかもしれません。高濃度の核燃料が直接土壌に染み込むわけですから、放射能のチリが飛び散った2011年3月の各所の汚染とはまさしくレベルが違う汚染になります。人間で言えば、猛毒をふりかけられるのと、直接血液に注入されるほどの違いです。前者は軽いやけどで済みますが、後者は即死レベルです。

現在、最も懸念されているのが地下水の汚染。この地下水が汚染されると汚染された水は当然、一番近い海に流出します。つまり延々と高濃度汚染水がまたしても海に放出されてしまうのです。海は死にます。ただでさえ虫の息の関東東沿岸は間違いなく終わりです。そして事態はそれだけにとどまりません。地下の水脈というのは複雑になっており、海に出るだけではなく、他の地域に地下水として移動していくことが考えられます。有力なのが原発のところより盆地になっている郡山やいわきのほうです。地下水はそっちのほうに流れでていくことがあるかもしれません。そうなったら数年後だけでなく、数十年後とかに、急に高濃度の汚染地下水がそういった地域に出てくる話になるのです。今だけでなく未来も汚染するのが原発事故です。

 

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